4つのシンプルなクエスチョンに答えるだけ! Dr. Gareth Dykeが、効果的なアブストラクトを簡単に書く方法をお教えします。
このショートビデオでは、効果的なアブストラクトの書き方について説明します。I know! 研究のすべてを、たった150から200ワードに凝縮しなければいけないなんて、アブストラクト作成は、アカデミック・ライティングの中でも最難関の1つですよね。
実は、簡単に書ける方法があるんです。苦労せずに、効果的に。4つの基本的なクエスチョンに答えさえすればいいんです。
英語で簡単にアブストラクトを書くには、エダンズが『Four Question Technique(4つのクエスチョンテクニック)』と呼んでいる手法がお勧めです。
まず、下記4つのクエスチョンを書き出し、ご自身の学術研究で得た情報から、それらに答えていきます。
-
- Why did you do the study?(研究を行った理由)
- What did you do?(実施した内容)
- What did you find? and…(何を発見したか)
- What did you conclude? What’s the significance of the study?(何と結論付けたか、研究の重要性は何だったか)
4つのクエスチョンに対し、ご自身の研究に関して上から順にそれぞれ1、2文で答えます。これにより、次の学会や論文のアブストラクトの基礎として使える、約100から150ワードの文章の出来上がりです。
(もちろん、アブストラクトは論文から独立している必要があります。そして、読者の多くは、アブストラクトのみを読んで判断する人が多いことを覚えておいてください。さて、皆さんが最後に他の研究者の論文を最後まで読んだのはいつでしたか?記憶に新しい人はあまりいないのではないでしょうか。これでほとんどの人がアブストラクトしか読まないことがお分かりいただけたでしょうか。)
次回、論文のアブストラクトを執筆する際は上記4つのクエスチョンを思い出してください。「なぜその研究を実施したか、何を行ったか、何を発見したか、そしてどう結論付けたか」の4つです。
英語で簡単にアブストラクトを書くためのライティング技法(テクニック)に基づいた、4つのクエスチョンをぜひ覚えて、次回アブストラクト執筆の際の参考にしたり、活用してください。
Garethや他のEdanz Learning Lab team について詳しく見る:https://learning.edanz.com/about-us/