論文の出版例

例１：‘Menopausal hormone use and ovarian cancer risk: individual participant meta-analysis of 52 epidemiological studies’

Collaborative Group on Epidemiological Studies of Ovarian Cancerが発表した、“Menopausal hormone use and ovarian cancer risk: individual participant meta-analysis of 52 epidemiological studies”（2015 Lancet Feb 12, pii: S0140-6736(14)61687-1, doi: 10.1016/S0140-6736(14)61687-1）は、高インパクトファクターのジャーナル、The Lancet （IF: 39.207）で出版されました。

この研究は、The Lancetの高いインパクトと幅広い研究領域に匹敵する、多くの強みがあります。これらには、大きなサンプル数（21,448人の患者)と、ヨーロッパ、米国、オーストラリアと中国を含む、世界中の52の免疫学研究のデータが含まれます。これらの特徴により、研究の外的妥当性が高まり、研究結果を他の母集団にも応用することが可能です。

例２：Effects of hormone replacement therapy on depressive and anxiety symptoms after oophorectomy

その反面、Ðoković et al. が2015年に発表した、“Effects of hormone replacement therapy on depressive and anxiety symptoms after oophorectomy”（Med Glas (Zenica), 12:79–85）は、例１と比べ研究の範囲が大幅に狭いため、インパクトファクターの低いMed Glas (Zenica) （IF: 0.202）に適していました。

この研究はサンプル数が少なく(80人の患者)、うつ不安スコアに対するホルモン補充療法の効果を具体的に解析していました。