タブをクリックして、システマティックレビューの長所と短所について詳しく見てみましょう。
正しく実施されれば、全ての重要な研究(全ての出典、タイプ、言語)が識別され、評価されます。
ある問題に対して、現在までに報告されている全ての研究結果から総合的な答えを知りたい人を、素早く答えに導きます。
結論が、複数の研究から導き出されたもので、関連性と品質が評価されています。
システマティックレビューは、他の研究者に広く引用される傾向があります。
通常の臨床業務において最良の情報が適用されます。
入念な実施および論文の出版するのに時間がかかることが一般的です。
システマティックレビューは、開始後に蓄積され、新たに発表された一次研究について、随時更新する必要があります。
例えば、ランダム化比較試験が1つだけの場合や、学術団体か専門団体による治療ガイドラインまたはコンセンサス・ステートメントのみの場合もあるかもしれません。
これは、「garbage in, garbage out」(または「GIGO」)として知られています。
いくつかの研究では、デザインや実施方法が不適切であったり、全てのデータが報告されていなかったりするかもしれません。
システマティックレビュアーは、エビデンスとなる資料の評価コメントおよびその結論の信頼性に対する警告、その後実施されるべき一次研究に対する助言もすべきでしょう。
研究者とジャーナルは好都合の結果や期待通りのものなどの「肯定的な」結果のみを好むことから、 研究の中にはバイアスが発生していたり、 単に発表されなかいものもあります(これを「publication bias」と呼びます)。