透明性と再現性を最大化するために、研究者が、システマティックレビューまたはメタアナリシスの戦略のどちらかもしくは両方を事前に計画し、それをプロトコルとして文書化することが推奨されます。
PRISMA ガイドラインの2番および5番、およびAMSTAR 2 の2番は、事前に策定されたレビュープロトコルを、オンラインレジストリに事前に登録し、登録番号を取得することを推奨しています。
RTCおよび前向きデザインの他の臨床試験が事前に計画され、オンラインの臨床試験登録(例:https://clinicaltrials.gov/)に登録されるのと似ています。
• プロトコルは後から変更されません
• 出版バイアスを回避します(著者とジャーナルは、肯定的な結果のみを出版する傾向にあります)
• 研究者および出資者が実施中の研究を認知できる
• 研究者が研究の重複を回避できる
★ Tip from Dr. Lane:
現在、前向き臨床試験にはプロトコル登録が必要ですが、他の種類の研究(観察研究やシステマティックレビュー)は登録は任意です。しかしながら、ジャーナルは、プロトコルの登録をより強く推奨し、RCTとシステマティックレビューにプロトコルの出版も推奨しています。
ジャーナルによっては、結果の内容を問わず、プロトコルが査読され、後にフル論文が条件付きで採択される「登録済み論文」も認めています。The Center for Open Science は、どのジャーナルが登録済み論文を受け付けているか、ウェブ上で公開しています。
例えば、BMC Medicine は、臨床試験およびシステマティックレビューの研究デザインによる定量的、定性的な報告の登録を認めています。